結果に繋げるための選曲の仕方

こんにちは、富田紫(ゆかり)です♪


私は、イギリスから

音楽を一生楽しみ、心豊かに成功する人を増やしたい

ご自分の夢や願望に向かって、チャレンジする人を応援したい

という思いで、活動しています。

こちらで発信していくブログ記事は、

*幸せに成功するための技術、マインド、目標達成の秘訣

*のぞき見!音楽家一家の生活(ピアニスト夫婦+ヴァイオリニスト娘二人)

*1ヶ月で人生を変える『ノート術講座』などのオンライン講座

*マル秘!ピアノとヴァイオリン上達のヒント

*イギリスの音楽教育&ピアノレッスン

*日本の常識は通じない!?イギリス生活について

などについて!

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私のプロフィールは、こちらから♪

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1月14日から2月11日までのヴァイオリニスト富田心の日本ツアー振り返りVol.3

突然ですが、演奏方の方、先生方

プログラム、どのように決められていますか?

今回の長女の日本公演でのリサイタルプログラムは、こちら!

エネスク:「子供の頃の印象」から辻音楽師

モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ

ラヴェル:ヴァイオリンソナタ

***

チャイコフスキー:「懐かしい土地の思い出」全3曲

グリーグ:ヴァイオリンソナタ第3番


アンコール:ドビュッシー「美しい夕暮れ」


プログラミングは、夫の得意分野なので

いつも娘たちのプログラミングには彼が関わり、一緒に決めています。

今回は、私もこのプログラムを合計4回聴きましたが、何度聴いても飽きず

お客様にも大満足して頂けるプログラムだったと実感しています。

コンクールやコンサートの際、

実は、プログラミングもとっても重要な役割を占めます。

皆さんは、どうやって曲を選んでいますか?

まずは、演奏者本人が好きかどうか!(乗り気かどうか)

これは毎回叶わないかもしれませんが、かなり重要だと思います。

やはり、弾きたいと思う曲でないと、練習の時から気分が乗ってきません。

あとは、自分の良さが出せる曲というのを知っておくのも重要。

勉強のために、自分が上達させるべきテクニックの曲を演奏する場合もありますが、

ここぞ!という時のコンサートやコンクールでは、自分の強みを出せる曲を選ぶことも、良い結果につながります。

ですが、自分の好きな曲を並べるだけでは自己満足で終わってしまいますので

次に考えるべきことは、全体の流れとバランスです。

テーマやストーリー性を持たせるのもいいですし、

調性の繋がりなどに意味を持たせるのも面白いです。

曲の性格なども考えて、常にハッピーで激しい曲ばかり、とかではなく

対照的な曲を並べたり、違う時代の作曲家を組み合わせたり、

逆に関係性のある作曲家でまとめたり。。。

色々工夫できるので、楽しい作業でもあります!

今回は、まずはヴァイオリンソロのエネスクの小曲から始めました。

この曲は、始まりも終わりもとても印象的で、

ヴァイオリン一本の音色と様々なテクニックに、お客様を一気に惹きつけることができます。

約5分の曲で、ほとんどの方が聴いたことがないと思いますが、

初めて聴いても、即興的で予想がつかないので、飽きずに聴くことができます。

そうして、お客様を惹きつけた後、楽しく明るいモーツァルトのソナタを

ピアノと一緒に演奏。

このソナタも、すごく弾かれるわけではありませんが、オペラ的な要素もあり

私は個人的にも大好きな曲です。

前半の最後は、ラヴェルのソナタ。

同じヴァイオリンとピアノのためのソナタでも、モーツァルトの音色から

一気に変わるのを感じてもらえます。

ハーモニーの神秘を感じる1楽章から2楽章のブルーズで一気にジャズ風に!

そして、フィナーレはとにかくスリル満点!!

最後、盛り上がって終わるので、その感動をゆっくり休憩中に消化することができます。

後半は、美しい旋律と誰もがお馴染みの「メロディー」が入った、

チャイコフスキーの「美しい土地の思い出」からスタート。

この曲には、ヴァイオリンにしか出せない優美で心が震えるような高音があり、

毎回会場の皆がその高音に耳を傾け、ピーンと張り詰めたような静けさの瞬間がありました。

そして、フィナーレはグリーグのヴァイオリンソナタ。

実は、元々はプーランクのヴァイオリンソナタを入れていましたが、

グリーグに変えて良かったと思っています。

美しいピアノソロから始まる2楽章が私のお気に入り。

最後は体力全開で、とにかく聴き応え&満足度100%の曲です。


アンコールは、彼女のお気に入りのドビュッシーの小曲。

しっとりとグリッサンド多めで、新たなヴァイオリンの音色に気づかされる

まさに「美しい夕暮れ」を想像しながら帰途につける、そんなアンコールです。

と、勝手な曲目解説をしてしまいました!

このプログラム!!を、イギリスでまだあと数回聴くチャンスが!!

3月3日、心が9年間を過ごしたメニューインスクールの

セレブリティーコンサートに呼んでいただきました!

CD録音で共演したピアニスト、サイモン・キャラハンとの演奏!

お見逃しなく!!

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お待たせしました!!

富田心デビューアルバム、プレオーダー(先行予約)開始!

CDプレーヤーを持っていなくても大丈夫!

ダウンロードもできます。

ぜひ、こちらからお願いいたします!!

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