BBC Young Musician Strings Final

BBC Young Musician 2020は、2019年の秋から書類審査、

一次予選、2次予選を経て、最終的にそれぞれの部門から5人が

TV放映されるカテゴリーファイナル出演への切符を手に入れました。

部門はキーボード、弦楽器、打楽器、金管、木管の5部門。

ヴァイオリニストである長女は、弦楽器部門の本選に出場できる

5人の中の一人に選ばれました。

ここまでも、かなり狭き門でした。

弦楽器部門の中には、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス

そしてハープなども含まれるので、

それぞれの楽器の技術だけでなく、プログラムの選曲

本番で自分をどう魅せるか、というのも、

評価ポイントになります。

なので、予選から本選までの曲選びには、

かなり頭を悩ませました。

カテゴリーファイナル本番は、2020年3月頭、

コロナの波がじわじわと押し寄せ、ロックダウンの噂も

ちらほら聞こえてきていた頃ですが、

まさか、あの時にはその後ロックダウンがこんなにも続き、

音楽や芸術業界に、前代未聞の一時休止を強いられるとは、

誰が想像したでしょう。

長女にとって、このコンクールが今までになく

大きな挑戦となったのは、

曲を準備し本選に臨むための普段のプロセスに加え

メディアへの露出があったからでした。

2月には、自宅と学校ににBBCのカメラクルーがやってきて

インタビューが行われました。

かなりの量の質問が、次から次へと飛び交い、

カメラ前で話すことに慣れていない長女は、

ここで、インタビューにも練習と慣れが必要と

実感したようです。

そして、弦楽部門本選のため、ウェールズへ。

SNSのためのインタビュー、写真撮影、リハーサル、

本番へ向けて最後の練習、、、と

緊張感は高まりつつも、

スタッフの方々が本当に良い方ばかりで

和気藹々と楽しそうでした。

そしていよいよ本番、長女は最後のトリでした。

本人の中では、色々あったと思いますが、

親としては、とにかく彼女の良さが伝わりますように、

その一言でした。

結果、弦楽器部門優勝!!

この一席を頂くことが、どれだけ特別なことなのか

分かっているからこそ、ただただ感謝のみ!

そして、それを成し遂げた長女に大きな拍手を送りました。

弦楽部門は、それぞれのカテゴリーファイナルの最終日だったので、

これで全ての部門の優勝者が決まり、

その数日後のセミファイナルに出場することに。

次は、グランドファイナルに出場できる3人に絞るため

もう一度同じプログラムを、それぞれの優勝者が

別の審査員の前で演奏し、最終的に3人が選ばられるのです。

一旦帰宅することも考えましたが、たった3日なので

長女はそのままウェールズへ残り、

私たちは仕事があったので、一度自宅に戻って週末に出直すことになりました。

そのセミファイナルが、なんとなんと

一年以上経った昨日、ようやくTV放映となったわけなんです。

そのセミファイナルについては、また次回。

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