レコーディングスタジオに潜入!

長女のデビューアルバムのレコーディング3日間が

無事終了!!

3日目の夕方、皆さんへのお礼と挨拶も兼ねて、

私も少しだけ顔を出させて頂き、レコーディングの雰囲気を味わうことができました。

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3日目の曲は、ドビュッシーの小曲とラヴェルのヴァイオリンソナタ。

私が行った時には、ちょうど3楽章の終わりを撮っている最中で、

最後に2楽章を録音するとのこと。

理由は、2楽章はブルースで、沢山のピチカート(指で弦をはじく奏法)が出てくるのですが、

この曲を練習中や本番、よく指に水膨れができてしまうから。

この日はもうすでに、右手の人差し指と中指両方に水膨れができていたらしく、

それをとにかく最後まで破ってしまわないよう気をつけて録音するための計画だったらしい。



ホールには、長女とピアニスト、そして次女もこの日は譜めくり役で活躍。

グリーンルームと呼ばれる楽屋では、プロデューサーとエンジニアが机を並べて

マイクとスピーカを通して、演奏者とコミュニケーションしていきます。

この日は、最終日だったこともあり、レコード会社のオーナーも来られていました。



2楽章を完成させるまでを見学することができたのですが、

流れとしては、まず一度通しで録音し、皆でチェック。

その後、少しずつ気になる箇所を撮り直していく。

テイクを撮る度に、演奏者側とプロデューサーが常にやりとりをします。

今のテイクは、どうだったか、もう少しここをこうしようという提案や

細かい音程やピアノとヴァイオリンのタイミングについて指摘が入ることもあり。

それが、まるで卓球の球のように、ポンポンとテンポ良く交わされます。

私の耳ではついていけない位の、細かさとテンポ感でした。

長女がこだわりすぎてしまう時には、意識を変えて次に進めるように促し、

改善すべきところは的確に指示、時には新しいアイデアを提案、

そして、いつまでも完璧を求めようとすれば終わらない録音の現場において

常にポジティブでありながら、その時の最高の力を出せるように促す言葉がけ。

エンジニアも、ここのこのテイクを出して!と言われれば、瞬時に出せて、

どのテイクのどこを使うかを、即座にメモしていく。

さすがプロ!そして、何十年も著名な音楽家の録音を手掛けてきただけあるなと

私は、始終感心してその仕事ぶりを見させて頂きました。



個人的には、今ノート術講座を開催していることもあって、

プロデューサーが楽譜に常に書き込みをし、

エンジニアが全てのテイクについて、ぎっしりノートにペンでメモを取っていく様子に釘付け!!

余白なく、びっしり書き込んでいっていました。

他の部分はかなりデジタル化が進んで、機械類もかなりコンパクトでしたが

そこは、やはり手書きなんだ!!と思いました。



これだけのやりとりをしながら、一つの作品を作り上げていくのですから、

チームの相性やその場の雰囲気が本当に大事だなと実感しました。

そして、このドリームチームに初めてのレコーディングで出会えた長女は

本当に運がいい!!

本人もそれを肌で感じているから、前日には一人一人のメンバーに向けて

カードにながーいメッセージを書いていました。

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この3日間を無事に終えることができたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。

いつも応援してくださる皆様も、本当にどうもありがとうございます。

デビューアルバムは、この後まずは1回目の編集ができあがってくるのが多分11月ごろ、

そして、できれば来年春の日本デビューの前までには完成していればいいなと思っています。

ニュースレターも始めたいと思っています!

デビューアルバムの先行予約に関してはもちろん、その他コンサートや

私の講座などの情報などもお知らせしていこうと思っていますので

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