3日目:イルピッコロ・ヴィオリーノマジコ国際コンクール

3日目は、朝からコロナ検査に行きました。

これも、今のご時世ですよね。コンクール中にテストなんて。

この前受けたばかりというのに、今度はイギリスへのフライト前に義務化されているテストです。

朝7時にホテルを出発し、クリニックに着くともうすでに長い列が。。。

延々と待って、手続きをして検査をし、結果をもらってホテルに帰ってきたらもう10時でした。

10時45分からオーケストラとのリハーサルだったので、ほぼ練習できませんでしたが、

そうなった場合を考えて、昨晩左手だけの音を出さないとっておきの練習をしていたので、

焦らず、とりあえずリハをし終わってから、その後練習しよう!ということになりました。

そうそう!

予選の際のリハーサルで、一度通した後、いくつか気になる点を

指揮者に伝えて、確認したりもう一度試したりして欲しかったのですが、

私が、観客席から口パクで「伝えて!伝えて!」ってサインを送っているにもかかわらず、

なぜか遠慮しちゃって、ほとんど伝えなかった次女。

ま、初めての経験だとそうなりますね。。。

なので、今回は事前に、

「どこか気になるとこがあったら、伝えていいんだよ」

「伝えないと誰も分からないし、伝えたらちゃんと良くしようとしてくれるから」

って話していたので、リハーサルできちんと伝えていました。

そしたら、その箇所をもう一度一緒に試してくれて、さらに良くなっていきました。

いつでもどこでも、自分の考えを人に伝えるってことは本当に大事です。

午後は、しっかりお昼寝をして(イタリア式で)

リハーサルのビデオをチェックし、夕方から夜にかけて練習をしました。

午後はいつもの練習室が閉まっていて、別の部屋で練習したのですが、

そこがまぁバスルームのように響く部屋で。。。

シアターの音響がほぼ響きがない状態なので、常に本番ではどう響くかを想像しながらも、

実際の音はぐわんぐわん状態での練習でした。

今までも色々な経験をしているので、もう「何が起こっても動じない」精神で

とにかく、できる事をやる!

でもどんな時でも、その状況をどう捉えて、どういうイメージで練習するかで

本当に現実が変わってきますよ!

IMG_5931.jpeg

そんなこんなで、良い練習ができました。

もうホールの感じ、観客やオーケストラの様子も分かっているので、

イメージトレーニングも、より鮮明にできてきます。

あとはもう、楽しむだけ!!

今回のコンクールのおまじないは:

「私の音楽を、聴いてくれる人の心に届ける」(日本語版)

「I will have fun!」(英語版)

思うだけではなく、口に出すって大事ですよ!

さて、次はいよいよ本選!!

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