音楽はコミュニケーション

この春休みのもう一つの課題は、

次女のコンクール用のレコーディング。

以前弾いた曲を復習し、録画できる状態まで仕上げるため

毎日練習しています。

もちろん、私たちもそれを全力で応援!

まず、春休み第一日目にやったのは計画を立てること。

限られた期間の中で、効率良くストレスなく

今できるベストを目指すためです。

そして、その計画表には、

ちゃんと休息日や楽しいことも入れること!

も忘れず。

それでも、短期間で課題曲を録画レベルに

しかも、コンクール用なので

選んでもらえるような演奏にするためには、

なかなか大変。

そこで、次女が陥ってしまうのは

音をちゃんと弾かなきゃ、とか

音程が良くない、とか

ここ弾けない、とか。

できていないことにフォーカスしてしまう。

どんどん表情も暗く真剣な面持ちになっていきます。

その気持ちはよーく分かります。

音が弾けていること、もちろんそれは大事!!

そして、ちゃんと音が弾ける状態にするまでが

どれだけ大変かも分かる!

ただ、練習頑張ってやっと弾けるようになったとしても

音を正しく弾くことに集中し過ぎて

一番大事なことを忘れてしまったら

人には伝わらないんですね。

というより、

一生懸命難しい音を弾いてます!ってことが

伝わってしまいます。

練習に疲れてとった休憩中に

ふと開けたFBから

私達の恩師イリーナのご主人

Felix Andrievsky のマスタークラスが流れてきて

「Felixまだお元気なんだ!」と思って

見始めた途端

まさにまさに!

今の次女に必要なメッセージが!

”音楽はコミュニケーションだよ

音を正しく弾くことだけではないよ

音楽は、作曲家がいて演奏家がいて聴く人がいて

初めて生きて鳴ることができるんだよ

あなたはあなたにしか弾けない音楽を楽しんでる?

その時初めて、聴く人もあなたの音楽を楽しめるんだよ”

私達が講習会へ行っていた20年以上前と変わらず

80歳を過ぎた今でも冗談や例え話を交えた

昔も長かったけど、さらに長いお話で終わるレッスン。

今回も、

「僕はお寿司が好きなんだけど、

君がお寿司を作ってくれて

僕がこんな顔で(すごいしかめっ面)食べたら

君は僕がお寿司好きって信じる?」

って例え話されてました。

昔の私だったら絶対に

「話だけ?すぐに活かせるアドバイスが欲しいんです。

楽しんで弾くってまぁそりゃそうだけど。」

って思っていたはず。

今だったらそれが実は深いメッセージだと分かるけど、

色々見て感じて経験してきたこそ分かるのであって、

きっと若い頃、意識が別のところに向いている時には

なかなか気づけないことだと思います。

13歳の次女に、どれだけ伝わったでしょうか。

私もこの歳になっても、最近色々な気づきがあって

まだまだ学んでいる途中なので

練習の時にどのようなことに意識したらいいか

ちょっと専門的になってしまうかもしれませんが、

次回はちょっとシェアしてみようと思います。

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Happy Easter!