1日目:イルピッコロ・ヴィオリーノマジコ国際コンクール
次女の国際ヴァイオリンコンクール参加のため
イタリア入りした次の日は
朝9時からのオーケストラとのリハーサルから始まりました。
そして、少し練習して一次予選本番は12時50分から。
Vivaldi: Winter
Bach: Concerto for two violins
Saint-Saens: Introduction and Rondo Capriccioso
というプログラムでした。
一次予選から、全ての曲をオーケストラと、
そして、バッハの2台のヴァイオリンのための協奏曲は審査員と共演なんて
夢のようなコンクールです!
若い子にとっては、なかなかオーケストラと弾く機会がないので
それだけでも、頑張って来た価値ありです。
慣れない32度の暑さに加え、シアターのドライな音響
自分の演奏はもちろんのこと、オーケストラとの掛け合い
どこで合図を出すか、どうやりたい事を即座に伝えるかに加え
最後は、メンタルまで
色々、良いバランスで本番まで調整していくのは
本当に大切で
サポートする私はとにかく!!
次女にかける言葉に気をつけました!
これが最近、本当に大事って痛感しているから!
リハーサル中にうまくいかなかった所などが
どうしても心配になり、それを正しく弾くことに意識がいきがちなのは当たり前で
そこを、確認するのは大事なのですが
気にしすぎると音楽が小さくなってしまうので、
とにかく、自分が出したい音、伝えたいキャラクター、
自分が弾きたいように弾いているイメージを持ちながらの最終確認。
その時の、体の状態を常に意識しながら!
今回のもう一つのチャレンジは、バロックの曲にはバロック弓を使うということ。
大人のコンクールでも、あまり使っている人はいないので、
今回、子供のコンクールでバロック弓を使うことに対して、どういう反応があるのかは
正直分かりませんでしたが、
先生がバロック曲を弾く際、バロックの弓で試してみることを重要視していることと、
審査員の一人がバロック奏者ということもあって、挑戦してみることに!
3曲のうちの2曲を、バロック弓を使って弾きました。
本番は、全体的にはうまく行ったと思います。
本人には、小さなミスがそれはそれは大きな事のように感じるので(これ、普通のこと)
本番後、一緒にビデオで演奏を確認。(観た後は、本人も納得!)
今回の学び、そして次への課題は
もう少し笑顔で
本番は脈が上がって速くなりがちなので、速いパッセージの左と右の動きのバランス
ミスを恐れて、音楽が小さくならないよう、キャラクターやフレージングを大げさに
審査員長のヴェルニコフとも、バッハの2台のための協奏曲を共演できて、
本当に貴重な体験でした!
イタリアに来たらお決まりのジェラートを堪能して
次は2次予選へ。